• JR浦和駅東口・北浦和駅東口車で10分
    埼玉県さいたま市緑区原山3-17-13

便秘

Constipation

便秘 スギ花粉 ダニアレルギー さいたま市緑区 浦和 小児科 アレルギー科 岩間こどもクリニック

便秘とは

便秘症とは、本来定期的に出すべき便が十分に、かつ快適に出ない状態を指します。便が出しづらい・出し切れない感覚が長く続き、腹痛の症状が出ることもあります。
一般的な目安として、1週間に3度以上、自然な排便がない状態を便秘症と見なす場合が多いのですが、排便の頻度、量や硬さなどには個人差があり、「この状態になれば便秘である」とは一概に判断できません。

便秘の症状は乳幼児期から出始めます。
子供の便秘を放置すると次第に悪化が進み、将来的には排便機能を育てることができなくなってしまいます。

原因

便秘の原因は様々です。便秘は主に「器質性便秘」と「機能性便秘」の2種類に分けられ、それぞれ次のような原因が考えられます。

  • 器質性便秘
    器質性便秘は、消化管(主に大腸)に何かしらの疾患があり、そのために起こる便秘のことです。
  • 機能性便秘
    機能性便秘とは、消化管自体に形状異常がないにもかかわらず、その動く力に問題が生じて起こる便秘のことです。

明確な原因のない特発的なものが殆どで、食生活(水分や食物繊維の不足)・生活習慣の乱れ(運動不足などが腹筋の筋力低下につながる)、持病や体質に合わない薬を服用したことなどが原因になりうると考えられます。
子供の場合は、遊びを優先させたり、トイレへ行くことを周りに冷やかされたくなかったりといった理由で、排便を我慢しやすい傾向にあります。
我慢を続けると、だんだん直腸にたまる便の量が増え新しい便が上から下りてきても、便意を感じず、慢性便秘症になってしまいます。

症状

便秘になると、多くは排便頻度が減ったことによる腹痛や、腹部に張った感覚が生じるなどの症状が現れます。
定期的に排便できているのに残便感や排便困難感があるだけでも便秘症と呼び、このような症状が3か月以上続く場合、慢性便秘症と呼びます。

予防と治療

便秘症の原因が大腸がんなどの病気ではない場合、その改善に最も重要なのは生活習慣の見直しです。
まずは規則正しくバランスのとれた食事を心掛け、食物繊維を中心とした適切な栄養を摂取するようにしましょう。また、適度な運動や睡眠をとり、なるべくストレスをためないことも大切です。ストレスは大腸の動きを悪くする一因になるとされています。
さらに、正しい排便習慣の確立も重要です。便意を感じたら我慢せずにトイレへ行き、逆に便意を感じていない時に長時間いきむことは避けましょう。

子供の場合は、便秘が習慣化してしまわないように、排便機能がしっかり育つ小学校高学年頃までは無理なくサポートしてあげる必要があります。時には薬を使用し、排便を助けるのも解決策のひとつです。

上記に気を付けていても便秘がなかなか改善しない場合は、大腸の運動を促したり便を軟らかくしたりする作用のある便秘薬や整腸剤、漢方薬などの薬物の服用を検討します。

TOP