二種混合(DT)ワクチンは、ジフテリアと破傷風という2つの病気に対応する予防接種です。ジフテリアは気道に感染し重症の呼吸困難を引き起こし、破傷風は傷口から感染して強い筋肉のけいれんや呼吸困難を引き起こします。いずれも重症化しやすい病気で、感染予防にはワクチン接種が重要です。
二種混合(ジフテリア、破傷風)
DT-vaccine
二種混合(ジフテリア、破傷風)
DT-vaccine
二種混合(DT)ワクチンは、ジフテリアと破傷風という2つの病気に対応する予防接種です。ジフテリアは気道に感染し重症の呼吸困難を引き起こし、破傷風は傷口から感染して強い筋肉のけいれんや呼吸困難を引き起こします。いずれも重症化しやすい病気で、感染予防にはワクチン接種が重要です。
ジフテリアは細菌が喉や鼻の粘膜に感染して高熱や喉の痛みを起こし、重症化すると窒息などを引き起こします。一方、破傷風は傷口から菌が侵入し、全身の筋肉が激しくけいれんして呼吸困難や命に関わる危険性があります。これらはワクチン接種によって予防可能です。
二種混合ワクチンは、小学校高学年の時期に1回接種します。具体的には以下の通りです。
乳幼児期に五種混合ワクチン(DPT-IPV-Hib)を接種して獲得した免疫力を維持・強化するため、この時期に追加接種を行います。
乳幼児期に接種した五種混合ワクチンによる免疫は、成長とともに徐々に弱まります。特にジフテリアと破傷風に対する免疫を持続させるためには、この追加接種(ブースター接種)が必要です。二種混合ワクチンを受けることで、引き続き感染症から子どもを守ることができます。
標準的な接種時期を逃した場合でも、13歳を超えても接種を受けることが可能です。ただし、早めに接種を行ったほうがより確実に免疫力を維持できますので、遅れた場合は医師と相談の上、できるだけ早期に接種を受けるようにしましょう。
二種混合ワクチンの安全性は非常に高く、副反応は軽度なものがほとんどです。主な副反応には以下のようなものがあります
通常、副反応は数日で治まりますが、心配な症状が現れた場合は医師にご相談ください。
二種混合ワクチンは、日本脳炎ワクチンなど、他のワクチンと同時接種が可能です。同時接種をすることで通院回数を減らすことができ、スケジュール管理が楽になります。同時接種については医師と相談して適切に計画を立てましょう。
接種当日は、体調を十分確認しましょう。明らかな発熱や体調不良がある場合は接種を延期します。また、過去にワクチン接種後にアレルギー反応などを起こしたことがある場合は、事前に必ず医師に伝えておくことが大切です。
岩間こどもクリニックでは、二種混合ワクチンの接種スケジュール調整や副反応への対応まで丁寧にサポートしています。安心して予防接種を受けていただけるよう、医師とスタッフがしっかり支援いたします。子どもたちの健康を全力でサポートいたします。
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