ロタウイルスは、乳幼児を中心に感染しやすいウイルスで、重い下痢や嘔吐、発熱を引き起こす感染症です。特に生後6か月~2歳の乳幼児に多く見られ、症状がひどい場合は脱水症状を引き起こし、入院が必要になることもあります。
肺炎球菌
rotavirus
肺炎球菌
rotavirus
ロタウイルスは、乳幼児を中心に感染しやすいウイルスで、重い下痢や嘔吐、発熱を引き起こす感染症です。特に生後6か月~2歳の乳幼児に多く見られ、症状がひどい場合は脱水症状を引き起こし、入院が必要になることもあります。
ロタウイルスは1度感染しても完全な免疫がつかないため、繰り返し感染することがありますが、初感染が最も重症化しやすいため注意が必要です。
ロタウイルス感染症の主な症状は、次の通りです。
特に怖いのは、これらの症状が重なることで起こる脱水症状です。
ロタウイルス感染症は特効薬がなく、脱水予防のための経口補水や、症状を和らげる対症療法が中心になります。そのため、感染そのものを予防するロタウイルスワクチンの接種が非常に重要です。
ロタウイルスワクチンは、ロタウイルス感染を防ぐためのワクチンです。接種することで、ウイルスに対する免疫をつけ、感染した場合でも症状の重症化を防ぐ効果が期待されます。
ロタウイルスワクチンには、2種類の経口生ワクチンがあります。どちらも口から飲むタイプのワクチンです。
ワクチンの種類は医療機関によって異なります。どちらも効果に大きな差はないため、医師と相談しながら選ぶと良いでしょう。
接種回数が異なるため、スケジュール管理に注意が必要です。
ロタウイルスワクチンは、生後早い時期から接種を開始することが重要です。接種時期とスケジュールは以下の通りです。
最初の接種は 生後14週6日まで に行う必要があります。
すべての接種は 生後24週(ロタリックス)または32週(ロタテック) までに完了しなければなりません。
ロタウイルスワクチンは、弱毒化したロタウイルスを体内に取り入れることで、免疫を作り出します。
ロタウイルスワクチンを接種することで、発症した場合の重症化のリスクを大幅に下げることができます。
ワクチン接種が広まることで、家庭や地域社会での感染拡大を抑える効果も期待されます。
ロタウイルスワクチンは安全性が高いワクチンですが、まれに以下の副反応が見られることがあります。
ロタウイルスワクチン接種後は、日常生活でいくつか注意すべき点があります。副反応や体調の変化に気をつけながら、安心して過ごすためのポイントを確認しましょう。
接種後、以下のような反応が見られることがあります。
極めてまれに、次のような重い副反応が報告されています。
ロタウイルスワクチンは生ワクチンであるため、接種後1週間ほどは赤ちゃんの便にウイルスが排出されることがあります。
ワクチン接種は最も効果的な予防手段ですが、日常生活でも感染拡大を防ぐために衛生管理を徹底しましょう。
ロタウイルスは手指を介して感染するため、以下のポイントを意識して手洗いを行います。
石けんと流水を使い、指先や爪の間までしっかり洗うことが重要です。
赤ちゃんが触れるおもちゃや家具、床は定期的に消毒しましょう。
おむつ替え後の衣類やタオルは、他の洗濯物と分けて洗濯しましょう。
高温でしっかり乾燥させることでウイルスを不活化できます。
岩間こどもクリニックでは、ロタウイルスワクチン接種を安心して受けられるよう、次のサポートを行っています。
ロタウイルスは乳幼児がかかりやすく、重症化しやすい感染症ですが、ロタウイルスワクチン接種によってそのリスクを大幅に下げることができます。
岩間こどもクリニックでは、ロタウイルスワクチン接種を通じてお子さまの健康をサポートいたします。気になることがあれば、お気軽にご相談ください。
TOP