臍ヘルニア(さいへるにあ)は、一般的に「でべそ」として知られ、赤ちゃんのおへそがぽっこりと外側に膨らんで見える症状です。
この状態は、赤ちゃんが生まれてから数日経ち、へその緒が取れた後、腹壁がしっかり閉じきらず、お腹の内側から腸などの臓器が圧力で押し出されることによって引き起こされます。
おへその内部が未発達で、十分に閉じきらないことで、赤ちゃんが泣いたりお腹に力を入れるたびに、腹圧によっておへそが膨らんで「でべそ」の状態が強調されます。
触れると柔らかく、指で押すと元に戻ることが多いですが、また腹圧がかかると再び膨らむのが特徴です。
臍ヘルニア(でべそ)
umbilical hernia