私たち人間は多様な食品を組み合わせて食べることで、必要な栄養素を補う方法を身につけてきました。必要な栄養素をバランスよくとることが生命の維持や成長、健康維持、生活や運動などの身体活動の基本となります。バランス食事の基本は「主食・主菜・副菜」の組み合わせです。これらを意識して食卓にそろえることにより、栄養バランスは抜群によくなります。
主食
- 主材料
ご飯・めん類・パンなどの米や小麦などの穀物を主材料とする料理
- 栄養素
主に炭水化物(消化のよいでんぷんと消化されない食物繊維)です。ビタミンB群も豊富です
- 働き
基礎代謝や身体活動のエネルギー源、熱として使われます。また脳の唯一のエネルギー源です
主菜
- 主材料
魚介・肉・卵・大豆などとその加工食品を50g以上含む料理(大豆以外の豆はたんぱく質が少ないため、その料理は副菜扱いとなります)
- 栄養素
主にたんぱく質と脂質の組み合わせです
- 働き
たんぱく質は生命維持に最も大切な物質で、子どもの発育、発達に不可欠な栄養素です。体内の構成成分として、筋肉、血液などの組織を作るなどの機能を果たします
副菜
- 主材料
野菜・いも類・きのこ・海藻などを合わせて50g以上含む料理。汁ものも具が多ければ副菜
- 栄養素
主にビタミン、ミネラル、食物繊維です
- 働き
糖質、脂質、たんぱく質などの代謝をサポートしたり、体の構成成分や生理作用の調節をします
主食・主菜・副菜をそろえれば、栄養バランスはよくなります!