4月4日より、HPV(ヒトパピローマウイルス)ワクチン接種を開始しました
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4月4日より、HPV(ヒトパピローマウイルス)ワクチン接種を開始しました
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~小学6年生になったら~
子宮頸がんの原因となるヒトパピローマウイルスの感染を予防するワクチンです。
小学6年生から高校1年生までの女子は、定期接種で3回無料で接種できます。
日本では毎年1万人以上の女性が子宮頸がんになり、約2,900人が亡くなっています。乳がんよりも子宮頸がんの発症が多いことをご存知でしょうか。
あまり知られておりませんが、HPV(ヒトパピローマウイルス)は、男性にも感染する一般的なウィルスで、生涯80%以上の人が感染するといわれています。
若い人ほど感染しやすく、感染しても大部分が無症状で自覚症状がありません。自然消滅するともいわれていますが、長い間感染が続いた場合、少しづつがん細胞に変化して下記のような、がんが発生すると考えられています。
女性:子宮頸がん、肛門がん、膣がん、(がん以外では尖圭(せんけい)コンジローマ)
男性:中咽頭がん、肛門がん、陰茎がん、(がん以外では尖圭(せんけい)コンジローマ)
すでにHPVに感染した場合、ワクチンでの排除や進行を抑制する効果がありません。HPVは男女間で感染を繰り返すため、初めての性行為の前に接種することが望ましいです。
小学6年生から高校1年生までの女子は、公費(無料)で接種可能です。男性へのワクチン接種は多くの国で推奨され、20ヶ国以上の国で公費接種が行われています。
日本の場合は、2020年12月から任意接種でガーダシル(4価)ワクチンを受けられようになりました。男女にワクチン接種をすることが、HPV感染症から守ることになります。
子宮頸がんとHPVワクチンに関するQ&Aを参考にしてください。
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