秋は喘息にお気をつけください!
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秋は喘息にお気をつけください!
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秋は過ごしやすい季節ですが、喘息を持つお子さまには注意が必要です。適切なケアをして、安心して秋を過ごしましょう。
🔳なぜ秋は喘息に気をつけないといけないの?
秋はまだ暑い日が残る一方で、急に涼しくなる日もあり、寒暖差が大きくなります。気温差が激しいと気道が敏感になり、喘息の症状を引き起こしたり、悪化したりしやすくなります。
また、涼しくなるにつれて空気が乾燥しやすくなります。乾燥した空気も気道にとって刺激となり、喘息症状を引き起こす原因となります。
気候以外にも気をつけたいのがアレルゲンの増加です。
ブタクサ・ヨモギなどの花粉の飛散に加えて、落ち葉が腐敗する過程でカビが発生することもあります。また、室内では夏場に繁殖したダニの死骸やフンがハウスダストとして空気中に舞い上がりやすくなります。これらのアレルゲンを吸い込むことで、気道が炎症を起こし喘息の悪化につながります。
🔳ご家庭で気をつけるポイント
・湿度を保つ
空気の乾燥は全奥症状を悪化させます。室内の湿度は50〜60%を目指しましょう。
・アレルゲン対策
シーツなどの寝具はこまめに交換し、床やカーペットは丁寧に掃除機をかけましょう。外出時にはマスクをつけて、花粉などのアレルゲンの吸入を減らしましょう。
🔳受診のポイント
季節の変わり目は特に呼吸や咳症状について観察しておきましょう。
・咳やゼェーゼェーとした呼吸が続く
・夜に咳がひどくて眠れない
・いつもと違う呼吸音が聞こえる
これらの症状がある場合は早めに小児科を受診してください。
また、ダニアレルギーは喘息の症状を悪化させる危険性があります。特に秋は、夏に繁殖したダニのフンや死骸が空気中に大量に飛散し、ダニアレルギーの症状が悪化しやすい時期です。ダニアレルギーをお持ちのお子さまは、ダニアレルギーの対策や治療も行いましょう。
🔳ダニアレルギーの舌下免疫療法
ダニアレルギーは、アレルゲンに体を少しずつ鳴らす舌下免疫療法による治療が有効です。アレルギー症状のコントロールや軽減も期待できます。保険適用の治療法で季節を問わず開始できるため、ご希望の方はお気軽にご相談ください。
秋は気候やアレルゲンの影響で、喘息症状が悪化したり新たに発症したりしやすくなります。風邪の後に咳が長引いているなど、気になる症状があればいつでもご相談ください。
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