ニキビの悩みはクリニックへ! ニキビの原因・治療について
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ニキビの悩みはクリニックへ! ニキビの原因・治療について
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ニキビとは、毛穴が詰まって炎症を起こす皮膚疾患です。思春期のお子さまに多く見られますが、乳幼児期でも発症することがあります。毛穴に皮脂や古い角質が詰まり、アクネ菌が増殖することで炎症が起き、赤く腫れたり、膿が出たりします。軽傷の場合には、小さな赤いプツプツ程度の炎症ですが、重症になると大きな腫れ物になったり、深い傷跡が残ったりすることもあります。
🔳ニキビの原因
ニキビの原因は、毛穴が詰まってしまうことが原因で発症します。
思春期はホルモンの影響で皮脂の分泌量が増加します。また、乳幼児期では、お母さんから受け継いだホルモンの影響で皮脂の分泌が盛んになります。過剰に皮脂が分泌されることで毛穴が詰まりやすくなるのです。
さらに、毛穴に皮脂が詰まるとアクネ菌が繁殖しやすくなります。アクネ菌は常在菌であり、ニキビそのものの原因ではありませんが、増殖することで炎症を起こし、ニキビを悪化させます。
🔳ニキビの種類
ニキビは症状によって4種類に分けられます。
【白ニキビ(閉鎖面皰)】
ニキビの初期段階で、毛穴に皮脂が詰まっている状態
【黒ニキビ(解放面皰)】
詰まった毛穴が開いて酸化した状態
【赤ニキビ(炎症性皮疹)】
毛穴が詰まりアクネ菌が増殖し炎症を起こしている状態
【黄ニキビ(嚢胞)】
膿が溜まり嚢胞ができている状態
白ニキビの段階で適切なケアをすれば悪化を防ぐこともできますが、黄ニキビまで進行すると跡が消えないほど悪化することもあるため注意が必要です。
🔳ニキビの治療
ニキビの治療で大事なことは適切なスキンケアです。
軽傷の場合、洗顔による適切なスキンケアで改善が見込めます。お子さまの肌はまだ薄く敏感なため、刺激の少ない洗顔料を選び、ゴシゴシこすらずに優しく洗いましょう。
中等症以上の場合は薬物治療が必要となる場合があります。抗菌作用のある薬や炎症を抑える薬などの塗り薬を処方します。症状によっては、内服薬を処方することもあります。ニキビが気になって頻繁に触ったり、潰したりするお子さまもおられます。ニキビが悪化し、跡が残る場合もありますので、触らないように気をつけましょう。
🔳予防法
ニキビができづらい環境を作ることが大切です。
・正しい洗顔をする
1日2回、ぬるま湯で優しく洗います。洗顔料は低刺激性のものを選びましょう。
・身の回りのものを清潔に保つ
洗顔で肌をきれいにしてもタオルが汚れていては意味がありません。こまめに交換しましょう。また、枕カバーやシーツなど肌に触れるものも同様です。こまめに洗濯・交換し清潔な環境を保ちましょう。
・適切な保湿ケアをする
肌が乾燥すると皮脂の分泌が増え、ニキビの原因となります。お風呂上がりや洗顔後は保湿クリームなどを使い、肌の乾燥を防ぎましょう。
🔳ニキビができてしまったら・・・
ニキビができてしまった場合は、触ったり潰したりせずに適切なスキンケアを行いましょう。症状が軽い場合はご家庭でのスキンケアで改善していきます。
肌をきれいに洗おうとしてゴシゴシこすると、摩擦や圧迫によってニキビが悪化し、跡が残る可能性もあり危険です。刺激の少ない洗顔料で優しく洗い、清潔なタオルで水分を取りましょう。
「子どものニキビは何科?」と迷われる方もおられますが、お子さまの肌は大人に比べて薄く敏感です。症状が改善しない場合は、早めに受診してください。お子さまに合わせたスキンケアをお伝えいたします。
お子さまの気になる症状があれば、いつでもご相談ください。
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