手足口病が流行しています!!

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手足口病が流行しています!!|岩間こどもクリニック|さいたま市緑区 浦和の小児科・アレルギー科

手足口病が流行しています!!

子どもの発疹や口の痛みにご注意ください

埼玉県内で手足口病の患者さんが増えています。

手足口病は、主に乳幼児を中心に流行するウイルス感染症です。名前のとおり、手・足・口の中などに発疹や水ぶくれが現れます。

多くのお子さんは数日から1週間程度で自然に回復しますが、口の中の痛みで水分が取れなくなったり、まれに重い合併症を起こしたりすることがあります。

「手や足にぶつぶつがある」「口が痛そうで食べない」といった症状があるときは、手足口病の可能性があります。

手足口病とは?

手足口病は、コクサッキーウイルスやエンテロウイルスなどによって起こる感染症です。

主に夏に流行し、特に乳幼児に多くみられます。2歳以下のお子さんが患者さんの約半数を占めますが、幼稚園児や小学生、まれに大人が感染することもあります。

一度かかっても、原因となるウイルスには複数の種類があるため、別の型のウイルスによって再び手足口病にかかることがあります。

主な症状

感染してからおよそ3~5日後に、次のような症状が現れます。

手や足の発疹・水ぶくれ

手のひら、手の指、足の裏、足の甲などに、赤い発疹や小さな水ぶくれが現れます。

おしり、膝、肘、腕、脚などにも発疹が出ることがあります。原因となるウイルスの種類によっては、発疹が大きくなったり、広い範囲に現れたりすることもあります。

口の中の発疹や口内炎

舌、頬の内側、唇の内側、のどなどに小さな水ぶくれや口内炎ができます。

口の中の発疹は痛みを伴うことがあり、乳幼児では次のような様子がみられます。

  • 食事を嫌がる
  • 飲み物を飲みたがらない
  • よだれが増える
  • 機嫌が悪い
  • ミルクや母乳を飲む量が減る

手足口病で特に注意したいのは、口の痛みによる脱水症状です。

発熱

発熱するお子さんもいますが、高熱にならないことも多く、熱がまったく出ない場合もあります。

「熱がないから手足口病ではない」とは限りません。手足や口の中の発疹もあわせて確認することが大切です。厚生労働省によると、発熱は患者さんのおよそ3分の1にみられ、多くは38℃以下です。

手足口病はどのように診断しますか?

手足口病は、発疹が出ている場所や形、口の中の状態、発熱などの経過を確認して診断します。

通常は、毎回ウイルス検査を行う病気ではありません。診察では、水ぼうそう、とびひ、ヘルパンギーナ、溶連菌感染症など、ほかの病気との違いも確認します。

発疹だけでは判断が難しいこともあるため、次のような場合は小児科へご相談ください。

  • 発疹の原因が分からない
  • 水ぶくれが増えている
  • 口の中を痛がっている
  • 食事や水分が取れない
  • 発熱が続いている
  • 保育園や幼稚園から受診を勧められた

手足口病の治療

手足口病の原因ウイルスそのものを治す特効薬はなく、症状に応じた治療を行います。多くの場合は自然に回復します。

必要に応じて、発熱や痛みに対する解熱鎮痛薬などを使用します。

手足口病はウイルス感染症のため、通常、抗菌薬・抗生物質は効果がありません。

ご家庭では、口の痛みを和らげながら、少量ずつ水分を取らせることが重要です。

ご家庭での水分と食事のポイント

口の中が痛いときに、酸味や塩分の強いもの、熱いものを与えると、痛みが強くなることがあります。

比較的取りやすいもの

  • 水や麦茶
  • 経口補水液
  • 冷ましたスープ
  • ゼリー
  • プリン
  • ヨーグルト
  • 豆腐
  • おかゆ
  • やわらかいうどん
  • アイスクリーム

刺激になりやすいもの

  • オレンジジュースなど酸味の強い飲み物
  • 炭酸飲料
  • トマトや柑橘類
  • 塩辛い食品
  • 香辛料の強い食品
  • 熱い食べ物
  • 硬いせんべいやスナック菓子

一度にたくさん飲ませようとせず、少量ずつ、回数を分けて与えてください。

食事が十分に取れなくても、短期間であれば、まず水分を確保することを優先します。

このような症状がある場合は早めに受診してください

次のような状態は、脱水や重症化のサインである可能性があります。

  • 水分をほとんど取れない
  • 半日近く尿が出ていない、または尿が極端に少ない
  • 口の中や唇が乾いている
  • 泣いても涙が出ない
  • 顔色が悪い
  • ぐったりしている
  • 呼びかけへの反応が鈍い
  • 嘔吐を繰り返す
  • 強い頭痛を訴える
  • 高熱が続く
  • けいれんを起こした
  • 呼吸が苦しそう
  • 手足に力が入りにくい、歩き方がおかしい

手足口病は通常、数日間で軽快する病気ですが、まれに髄膜炎や脳炎などの合併症を起こすことがあります。発熱、嘔吐、頭痛、ぐったりするなどの症状がある場合は注意が必要です。

特に乳児は症状を言葉で伝えられません。「いつもと様子が違う」と感じたときは、早めに小児科へご相談ください。

どのように感染しますか?

手足口病は、主に次の経路で感染します。

飛沫感染

せき、くしゃみ、会話などによって出たしぶきを吸い込むことで感染します。

接触感染

ウイルスが付着した手、おもちゃ、ドアノブ、タオル、食器などに触れ、その手で口や鼻を触ることで感染します。

糞口感染

感染したお子さんの便に含まれるウイルスが、手などを介して口に入ることで感染します。

症状が治った後も、便の中にはしばらくウイルスが排出されることがあります。そのため、発疹が消えた後も、おむつ交換やトイレの後の手洗いを続けることが大切です。

ご家庭でできる感染対策

手足口病には、日本国内で一般的に使用できる予防ワクチンはありません。日常生活での手洗いが感染対策の基本です。

石けんと流水で手を洗いましょう

特に次のタイミングでは、丁寧に手を洗ってください。

  • 帰宅した後
  • 食事や調理の前
  • トイレの後
  • おむつを交換した後
  • 鼻水やよだれを拭いた後
  • 発疹や水ぶくれに触れた後

おむつを交換した後は、大人も必ず石けんと流水で手を洗いましょう。

タオルや食器の共用を避けましょう

家族間でも、タオル、コップ、箸、スプーンなどの共用はできるだけ避けてください。

おもちゃや、よく手が触れる場所を清潔に保つことも大切です。

水ぶくれをつぶさないようにしましょう

水ぶくれを無理につぶす必要はありません。掻き壊してしまった場合は、患部を清潔に保ちましょう。

保育園・幼稚園・学校はいつから行けますか?

手足口病は、発疹がすべて消えるまで一律に休まなければならない病気ではありません。

一般的には、次の状態を満たしていることが登園・登校の目安です。

  • 発熱がない
  • 口の中の痛みが軽くなっている
  • 普段どおり食事や水分が取れる
  • 元気があり、集団生活に支障がない

厚生労働省の保育所向けガイドラインでは、手足口病の登園の目安を「発熱や口腔内の水疱・潰瘍の影響がなく、普段の食事がとれること」としています。

ただし、保育園・幼稚園・学校ごとに独自のルールや登園届の提出を求められる場合があります。通っている施設の方針もご確認ください。

発疹が残っていても、熱がなく、食事が取れて元気であれば登園できることがあります。一方で、口の痛みが強い、食事が取れない、機嫌が悪い場合は、ご家庭でゆっくり休ませましょう。

大人にも感染します

手足口病は子どもに多い病気ですが、大人にも感染します。

大人が感染すると、発熱やのどの痛みが強くなったり、手足の発疹に強い痛みを感じたりすることがあります。

お子さんのおむつ交換後や、唾液・鼻水に触れた後は、保護者の方も丁寧に手を洗ってください。

発疹や口の痛みが気になるときはご相談ください

手足口病の多くは自然に回復しますが、口の中の痛みによる脱水や、ほかの発疹性疾患との見分けが必要になることがあります。

さいたま市内でも手足口病の流行がみられています。

お子さんに次のような症状があるときは、当院へご相談ください。

  • 手のひらや足の裏に発疹がある
  • 口の中に口内炎や水ぶくれがある
  • 食事や水分を嫌がる
  • 発熱と発疹がある
  • 保育園や幼稚園で手足口病が流行している
  • 登園・登校の判断に迷っている

受診される際は、発熱の有無や発疹が出た時期、食事・水分量、最後に尿が出た時間などをお伝えいただくと、診察がスムーズです。

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